アメリカ移住について

アメリカ移住について

2023年に入りはじめてのブログです。

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

既にご存知の方も多いと思いますが、数年前から予定しておりましたアメリカ移住についてお話してみようと思います。

結論から言いますと、今年のアメリカ移住は時期未定で延期することになりましたことをお知らせいたします。

 

そもそもアメリカ人夫の家族が病に倒れ、故郷であるバーモント州へ3年前に移住することを決めてから、私のグリーンカード永住権申請をスタートしました(アメリカ人と結婚したとて、住むには何かしらのVisaが必要)。書類の準備は私ではなく夫が全てしてくれていましたが1年以上を要しました。

コロナ禍には突入したものの、私の健康診断、東京のアメリカ大使館での面接、航空券購入、持ち家も買い手が付き、私自身もボーカルレッスンをしていたスクールを辞め、娘の学校の手続きを終え、あと数ヶ月で移住、という最中、2021年1月、アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件が発生。

アメリカ大使館から夫に連絡が入り、「今、国は混乱を来しているのでグリーンカード申請を無期限で延長可能とする。」と。コロナにより、現地家族も日本から家族の受け入れに複雑な気持ちもあったり、娘が通う予定だった学校も1年以上オンライン授業ということ、仕事探しも困難を極めていたので、私の永住権申請の最後のステップを保留することにしました。家の売却も理由をお伝えし、ギリギリのところで白紙に戻してもらえることに(危うく住居も失うところでした´д` ;)。

そして2022年夏、4年半ぶりに帰省したバーモント州。
本当に美しい州なんです。

 

私のブログはこちら↓

Vermont & New York記 2022

アメリカではすっかりマスク姿の人も減り、完全にアフターコロナさながらの状況となり、存分に楽しんで帰国しました。そんな状況を見て、私の母が初めて放った言葉「向こうへ行きなさい」。孫が伸び伸びと英語環境&自然の中で生活している姿を見て、そう口にしました。

昨年逝去した父の介護を長年していた母だったので、1人になって寂しいのかな、と思いきや驚きの言葉で私たち夫婦も理解するのに少し時間が掛かりましたが、逆に、私の母が元気な内のアメリカ移住ならアリなのかも、と思いはじめ、昨年の夏以降は再度永住権申請の残りのプロセスを夫がスタートしてくれていました。

私の仕事はかなり先まで決まっていくものなので、移住までの準備や引越し期間から逆算し、ブッキングをストップする期間まで設定していました。2023年の春を目処にライブは休止する予定で関係者にはお伝えしていましたし、既に一部SNSでも移住の件はお伝えはしていました。

 

そして迎えた夫との年末の夫婦会議。

・・・何となく夫の様子が変。。。鬱っぽさを感じるまでに。

 

「アメリカへの移住を延期したい。」

 

私ははじめ、目の前で話されている言語が何語なのかも理解ができなかったほど、理解に苦しみました。

2年前にした渡米準備を既に再スタートしていたし、仕事関係者や生徒さん達、娘の学校や地域にも既に移住話をお伝えしていたので、「またか」と思われることの恐怖すら覚えました。

しかしそれ以上に夫は1人で悩み苦しんでいたのです・・・。

アメリカの故郷に帰るといえども、夫は結婚生活で日本に10年以上滞在。フルタイムで勤務し社会保険に入っている。ミュージシャンとしても夜や週末は働いている。家あり。嫁(私)も仕事あり。

そんな、まぁなんとか安定した日本生活であるものの、コロナ前は全てゼロにして景気が上昇していたアメリカへ戻ろうとはしていたのですが、近頃のアメリカの物価高や円安ドル高、大手企業の大量解雇や、景気悪化予期のニュースを知る度に、父親&夫として前へ進めなくなっていた様子でした。また、移住先であるバーモント州は人口が少なく、半年は雪に閉ざされた世界。住んでいる大阪の都会とは別世界なので、日本でのキャリアを繋げることは難しいことも要因な様です。

~Vermontの冬~

私はずっとフリーランスとしてやってきているので、基本的に身軽で自由な身。これまでも十分”綱渡り人生”でしたので変化対応にはかなり柔軟な方。移住後はオンラインで仕事ができるように準備は始めていたし、新たな人生にチャレンジできることにはワクワクもしていましたが、やはりそれはアメリカで”扶養される”前提であったことは否めない。

日本の国民健康保険制度の素晴らしさは、海外に出ると分かるもので、昨年冬に同じくアメリカ移住計画を延長した国際結婚ファミリーに「子供を含めた一家の保険に個人で入ると一年で300~400万は要る。」と聞いてから恐ろしくなったのも事実。着いてすぐに夫が一家分の保険に入れる様な理想的なフルタイムの仕事に就けるかどうかの保証はゼロなわけで、それまで病気にもなれないし、事故にも遭えない。ちなみに、日本では当たり前に無料の救急車もあちらでは有料です(^◇^;)

日本国内にいると、国について思うところは満載ですが、一旦『外』から見ると、人が生活する上で基本的な『安全や医療』がこんなに整っている国も本当に珍しく素晴らしいことだと思います。特に子育て世代にとっては心強い。

そんなこんなで、故郷に帰るといえども仕事も全部辞めての個人的な移住。どこにも誰にも面倒見てもらえない。住民票も抜き日本の保険・年金はゼロとなる、その状況を作り出すには相当の覚悟とお金が要ります。

今回はまだその様々な準備が足りなかったということで、ほぼ最終まで来ていた私の永住権プロセスを無期限でまた延長し、しばらく日本にとどまることにしました。

 

ただ、娘の半分はアメリカ人なので、やはり現地校に通わせたいのは事実で、その為に一家で頑張って娘の英語力強化の為にサタデー・インターナショナル・スクールにも通わせているほど。現地には友達もできているので、彼女達とも交流させたい。そしてもちろん、現地家族との時間をもっと持ちたい。

ということで、今年は移住まではいかずとも、
『プチ移住』に計画をシフトしました!

ややこしくて、すいませんっ!w

 

私についてですが、春すぎまでの演奏と決めていますが、今のところ当初の予定はそのままに。元々移住に向けて動いていたので、「それでは、はい元通り〜」とは精神的にもなかなかいかず、演奏は秋までお休みしようと思います。

今後はさらに「東さん、今どこ?」状態になると思いますが、いろいろなものとの折り合いをつけて、自由に自分らしくそしてもっとワガママに気ままに、家族との時間も大切に生きていけたら、と思います。

また音楽に関しても、これまでたくさん歌ってきたジャズスタンダードはそのままに、今後はよりオリジナルを演奏するの方の分量を増やしていくべく、インプットの年にもしていきたいと思っています。『東かおる にしか歌えない、東かおる だからの表現の歌』そんなものをさらに前面に押し出していきたいと思っています。

時期によってはライブを入れない時もありお断りすることもあるかもしれませんが、こんな私でもよろしければ、ぜひまたお声掛けいただければ、と思います。

 

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2023年1月5日

東かおる

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