こんにちは。
ジャズヴォーカリスト、ヴォーカル&ボディメンタルコーチの 東かおる です。
早いもので7月に入りました。今年2020年前半はコロナに翻弄された半年でした。
私自身、2ヶ月間ほどの時軸のズレが生じている感覚が常にあり、これから夏本番とは体も心もついて行けておりません。。
なのでカレンダーやスケジュール帳のチェックを毎日何度もチェックを入れては確認しています。
危うく予定を忘れていた、という事の無いように。
さて、7月からいよいよリアルライヴを再開します!実に、4ヶ月ぶり。チェック↓
これから鈍った心と体をパフォーマンスレベルにまで調整していきます!
今日は、コロナの影響による自粛期間中、思ように歌の練習ができなかった方向けに、私自身の経験からとアレクサンダーテクニーク”ボディメンタル・コーチ”としての観点からブログを書いてみます。
歌っていない期間は、実は『最高のレッスン』だった
スクールでのレッスンは徐々に再開しておりますが、歌の生徒さんの中でこういうお悩みがあった方が多くいらっしゃいました。
自粛中の歌生活それぞれ
- 同居中のご家族がテレワークになり、家ではいっさい歌の練習はおろか声すら出せなかった
- 家では声が出せないので、普段通りスタジオやカラオケに行って練習したかったけど、そもそも閉まっていた
- ライヴやイベントがキャンセルになり、モチベーションが上がらなかった
またこういった方も
- 家で声が出せないので、キーボードの練習にすり替えた
- 家で歌詞読みや英語の練習を重点的にしていた
- ストレッチやヨガ、散歩をするようになった
など。
お気づきですか?
前半はネガティブなご意見。
後半はポジティブなご意見。
実は、この意見はたくさんの生徒さんに共通しています。
歌の練習はできなくとも、視点を変えてみると、
鍵盤練習・英詞読解&発音練習・体作り
そもそも歌の基礎練習に必要なものばかりをされていたことになります!
歌っていなくとも、試行錯誤しながら最高のレッスンをご自身で実践されておられました。
歌練習をやめると癖が減る?
実際に久しぶりにレッスンで歌っていただくと、なんとたくさんの生徒さんの歌声が変わっていることに気付きました。
しかも、今までよりも良い!
私自身も歌を真剣にし出してかれこれ20数年が経ちますが、何度も歌えない状況もありました。(そりゃ生きてると色々あるさ)
でも、歌を再開した時の変化には自分自身で随分と前から驚いていました。
なので、今回の生徒さん達の変化には実はある程度の予測も付いていたのです。うふふ。
その変化とは、
歌唱時の悪い癖が減ったこと。
考えられる原因は、
- これまでの反復練習による習慣がなくなり、歌唱時の癖のリセットが行えた
- 演奏キャンセルによりパフォーマンスのプレッシャーがなくなり、ピュアな気分で音楽に向き合えた
そして詳しくその原因を探ってみます。
- は、歌唱時等の体の動きに必要となる筋肉。その筋肉は悪い習慣=癖を覚えてしまいます。例えば、
高音で歌いづらくなった時などのトラウマを、心ではなく筋肉で覚えてしまう傾向があります。
そして高音が出てくると、余計な力が入ってしまって思ように歌えない、となる訳です。
一度、これまでの反復練習で筋肉が覚えてしまった悪い癖をリセットする機会になったためです。 - も同様ですが、人前で演奏をすること自体、良くも悪くも大きなプレッシャーです。
ここがなくなった事により、やはり余計な力が心にも体にもなくなった事により、
純粋に歌えるようになったというためです。
どうです?
歌っていなくとも、最高のレッスンが行えていたわけですよね!
歌の練習や声が出せない時でも、ちゃんとメリットはありますし、色々な面で成長もできます♫
声を出さない練習法
最後に、声が出せない時、歌の練習ができない時のお勧め練習法をお伝えします。
◎曲のイメージを膨らませる
◎歌詞を繰り返し読む
◎鍵盤でメロディーやコードを弾いてみる
◎ハッピーなことを思い浮かべる
まとめ
多少なりとも歌が歌えなくとも、声が出せなくとも、焦る必要はありません!
歌っていない期間は、実は『最高のレッスン』だったという事がお分かりいただければ大丈夫です★