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“Black Lives Matter” とスピーチについて

こんにちは。ジャズヴォーカリストの東かおるです。
今日は、Black Lives Matter 運動と民衆が叫ぶスピーチについてブログを綴ってみようと思います。

Black Lives Matter とスピーチについて

事件と人権運動

このコロナ禍、世界的な人種運動となっているきっかけとなった、アフリカ系アメリカ人の黒人男性が、2020年5月25日にミネアポリス近郊で、白人警察官の不適切な拘束方法によって死亡させられた事件。

Black Lives Matter「BLM」は、黒人に対する暴力と社会システム全体に広がる人種差別の根絶を訴える人権運動。

“Black Lives Matter”日本語訳

これを日本語に置き換えるのは非常に難しいと私は感じています。敢えていうなら、いくつかの訳を書いてみようと思います。
「黒人の命は大切」
「黒人の命こそ大切」
「黒人の命も大切」etc…

日々、日本語表記については議論されているようですが、1つ助詞を変えるだけで意味合いが大きく替わり、つくづく日本語にするには難しいと感じます。
そして、本国アメリカでも本題をすり替えて暴動や窃盗が起きたりと、ますます難しいと思っています。

 

My ファミリー in アメリカ

日々目にする、耳に入っているニュースを感じ、今年の夏にはアメリカへ一家で移住する予定だった白人アメリカ人の夫と、小2娘と我が家でも話しをする機会も増えています。

夫は白人層がほとんどを占める北東部に位置するヴァーモント州に生まれ育ちました。アメリカの家族にも色々あると思いますが、そこはリベラルな土地柄です。特に夫の家族はそれを象徴するかのように、肌の色が様々。

親御さんは当時赤ちゃんだった黒人の女の子を adopt=養子 に受け入れ、夫も妹として一緒に育ってきました。
私にとっては sister in law=義妹 です。そしてその義妹には同じ肌の色を持つ男性との間の子供がおり、私にとってはniece=姪、私の娘にとっては、cousin=いとこ です。

一家に、

・白人アメリカン
・黒人アメリカン
・私=アジアン
・私の娘=ミックス
・夫の兄弟の結婚相手となった義妹にチャイニーズ・アメリカン

リベラルなアメリカンファミリーを象徴しているかのようです。

姪のスピーチ

現在、白人層の州では若干住みづらさを感じた義妹と姪はアメリカ南部へ移り住んでいますが、先日10歳になったばかりの姪っ子のスピーチを観ました。
野外でBLMにまつわるスピーチが繰り広げられる中、突如と何の原稿もなく、黒人の女の子がステージ上でスピーチをし出しました。
落ち着いてシェアし出したストーリーは、彼女自らが悲しく怖い体験した内容でした。

姪の心に届いたスピーチを筆頭に、この動画を観て驚いたのは、肌の色の違う大人達が真剣に姪のスピーチに耳を傾けていたこと。
聞いていた人達からの拍手も起こっていました。

そのスピーチの一部を抜粋してみます。

“All you White people, you are very lucky, because you don’t wanna get treated the way Black people do.”

 

発言するというエネルギー

ところで、スピーチというと私がアメリカの大学へ留学していた時、専門課程へ入る前の一般教養の1つにSpeechクラスがあり受けていました。
自分が書いた原稿を、生徒達やカメラを前にして読み、スピーチするというもの。俗にいう、プレゼン
勿論クラスなので採点化されます。

  • 声の大きさ
  • スピード
  • アイコンタクト
  • 姿勢
  • 表現力
  • 英語
  • 参考資料

など。

私は大学入学前には既に日本でジャズヴォーカリストとして演奏していたので、人前に立ってパフォーマンスをすることに慣れてはいたけれど、そこは学校、しかも英語。
(あの時のビデオカセットが実家のどこかにあるはず。もし見つかったら、動画でも載せてみようかな。)
実は、あのSpeechクラスが、今の歌でのパフォーマンスに大いに役に立つであろうとは、帰国後になって気付くわけです。これはまた別の機会に。

さて、このSpeechクラス、どうやら大学だけではないそうで、アメリカのプリスクール(日本でいう幼稚園)時代からプレゼンをさせられるのだそう。
キンダーガーテン(小学校内にある年長組)に上がると、私が先に述べたように、採点されるそうで、小さな頃から人前で話す機会を与えられるため、日本人に比べて多くのアメリカ人は人前で話す技術を自然に身に着けるのだと納得します。

なので、姪のスピーチもあれだけ正式な英語で心に届いたんだ、と後になって納得しました。

※興味深い本がありましたのでシェア。

 

そしてもう1つ、発言するということ。
アメリカでは家族間においても自らの意見を曖昧にしないことが必要になります。
例えばこんなたわいも無い話でも
「今日、◯◯に行こうと思うんだけど、一緒に来る?」と聞かれ、
「(別にどっちでもいい)う〜〜〜〜ん。」というと、すぐさま
「Yes or No? Which one? What do you think?」
となる。

留学当初はアメリカの友達とも話していたり、講義を受けていてその英語のスピードが早すぎたり意味がわからなかったりで黙っていると、
「Kaoruは静かな人」=「発言しないから意見がない人」
とみなされることが非常に多かったです。
とにかく、発言することがこの国で周りに認められることの一つなんだろうと何度も実感しました。

 

ということで、姪のスピーチを観て感じたこと。
スピーチする前に、もっとも重要だと思うのは、思想を持つこと、そしてその前に、生活に意識を持つこと

私の先に述べたスピーチクラスではないですが、今回のアメリカで起きている人権運動を日本で見ていて思うのは、
アメリカの子供達は自分の意見を強く持ち、人を思いやれる優しさと、そして悲しみを感じて成長していくんだということ。
そして、民衆の力で新しい世界を作っていこうとするエネルギーを感じて止みません。

これぞ、アメリカではないか、と私は感じます。

その前に、発言しなければ、どこにも届かない=変化しないという事実。
これは、一番アメリカの人が分かっていることではないでしょうか。

 

日本はどうか?
果たして、2年後10歳になる娘が抱えている問題を、人の前で発言できるんだろうか?
人は真剣に耳を傾けてくれるのだろうか?

子供が自由に発言することのできる日本にもなってもらいたいと願います。

 

まとめ

コロナにより永住権プロセスが止まってしまい、今年夏の移住は断念し、今後起こりうるかもしれない第二・三波による医療保険やワクチン、社会情勢を考えるとまだ一家で移り住むタイミングではないのかもしれないけれど、やはり娘には、いづれこの国で生活し様々な人種の中で自分の意見を発言できる人になって欲しいと願って止みません。

そして平和で新しい世の中になっていきます様に。

次回アメリカに移住?帰省?した時の姪と娘の成長ぶりを見るのが今からとても楽しみです。

 

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