こんにちは。
ジャズヴォーカリスト、ヴォーカルコーチ、プロデューサーの東かおるです。
今日は、これまでに生徒さん達から相談があったテーマを。
寝起き間もない歌練習、禁止!
寝起き間もないのに一生懸命に歌を練習され、
喉が痛くなったり声がしゃがれるケース。
朝にレッスンが入っていたり、
ライヴの為に移動があったり、
お仕事前の貴重なお時間だったり。
そんなこんなで朝からガンガンに。
イテテ・・・。
お話を聞くだけで、私の喉が反応してしまう。。
ちなみに20数年来歌ってきて
喉の故障もたくさん経験している私が
今は絶対にしないこと、それは
体のウォームアップ抜きに声出ししない!
今日はこのことについてお話します。
声を司る声帯とその周辺、これらは筋肉です。
ストレッチもせず、全力で100m走をする事を。
大袈裟ですが、それと一緒です。
起床後身体の感覚、脳を再稼働するには
1時間から2時間は必要といわれます。
”トップアスリートたちは
身体の微妙な感覚を目覚めさせる為
試合がある日は4~5時間前には起床する”
とどこかで聞いたことがありますが
声に関しても身体のコンディションは重要です。
随分と前、TVで歌手の和田アキ子さんが
「歌番組のある◯時間前には起きないと、声が出ない。」
その◯の数字は忘れてしまったのですが
結構な時間はあった記憶があります。
そうでないと
声の為のベストコンディションを作れない
という事ではないでしょうか?
私の場合は
演奏の日は現地リハーサルの時間から逆算し
1日のスケジュールを組み立てます。
まず始めにあるのは、
起床時ヨガ。
午前中”カーブス(30分エクササイズ)”で筋トレ。
そこからその日の初発声。
が私のベストなルーティーンです★
なかなかお仕事があったりすると
タイムキープが難しいと思いますが
今日は少しアドバイスを!
⬇️
寝起きからのお勧め習慣
・寝起き時にあくびしながら「あ〜」と声を出してその声を観察してみる
・白湯を飲み喉を温める
・ストレッチやヨガ(または体を伸ばすだけでもOK)で血行促進
・急に歌うのではなく、ゆったりと発声練習をスタート
・出だしは低音から徐々に高音へ
・本番が早い日が分かっていれば、前もって早起き習慣を心がける
朝は健康な人でも
声を出しにくいものです。
寝起きは、身体も同時に徐々に目覚めさせていくと
徐々に普段のお声が出てくると思いますよ♫
痛みやしゃがれがないお声の為には
この朝の一手間があると覚えていて下さいね。